- 🟢チャットProオプションとは?
- チャットProオプションの概要
- 2025年3月以降のチャット機能の仕様
- 仕様変更に伴う実務上の制約
- 🟢チャットProオプションの拡張機能4つ
- 機能1:最大5年の履歴保存とCSVバックアップ
- 機能2:顧客管理の制限緩和(タグ300個・ノート1,000件)
- 機能3:AIチャットボット(β)による応答の自動化
- 機能4:カスタムフィルターによるチャット整理
- 🔴導入前に必ず確認したい「3つの注意点」
- 1. 2024年1月1日より前の履歴は復元できない
- 3. メッセージ配信通数(無料枠)は増えない
- 🟢【徹底比較】チャットProオプションか、クウゼン等の外部ツールか?
- 公式機能で十分なケース:有人対応の「質と効率」を高めたい場合
- 外部ツールが必要なケース:「マーケティングの自動化」で成果を最大化したい場合
- 「手動管理」の限界点|運用工数から考える投資対効果(ROI)
- 🟢チャットProオプションの導入手順
- PCまたはスマートフォンブラウザからの購入・有効化手順
- 導入直後に設定すべき「タグの整理」と「AIの学習設定」
- 💡Q&A|チャットProオプションに関するよくある疑問
- コミュニケーションプラン(無料)でも利用できますか?
- 購入後、いつから機能が反映されますか?
- 最低利用期間や解約の縛りはありますか?
- 月の途中で解約した場合、返金はありますか?
- 📚まとめ
LINE公式アカウントを運用する中で、「過去のやり取りが見られなくなった」「顧客管理が追いつかない」といった悩みを抱えていませんか?
2025年3月に登場した『チャットProオプション』は、こうしたLINE公式アカウントの標準機能の制限を解消し、LINE公式アカウントのビジネス利用を最適化するためにリリースされた有料の機能です。本記事では、2026年現在の最新仕様に基づき、チャットProオプションの機能や料金、外部ツールとの違いを解説します。
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🟢チャットProオプションとは?
2025年3月のアップデートにより、それまでLINE公式アカウントの標準機能として提供されていた一部の機能が制限され、現在は「チャットProオプション」を適用することで制限が緩和・拡張される仕組みとなっています。まずは、チャットProオプションの概要と、仕様変更の前後の変化を解説します。
チャットProオプションの概要
LINE公式アカウントの「チャットProオプション」は、LINE公式アカウントのチャット(1対1トーク)機能をビジネス向けに拡張する月額3,000円(税別)の有料プランです。主な特徴は以下の通りです。
データの長期保存とバックアップ
無料版では6ヶ月で消えてしまうトーク履歴を最長5年間保存でき、データのダウンロードも可能になります。
管理機能の大幅な強化
顧客を分類する「タグ」の作成数が5個から300個へ、「ノート」の保存数も1件から1,000件へと大幅にアップします。
運用効率を上げる専用ツール
対応状況(商談中、予約済みなど)を自由に整理できる「カスタムフィルター」や、AIによる自動返信(β版)が利用可能です。
一言で言えば、「顧客とのやり取りをしっかり記録し、効率よく管理したい」というビジネス向けの強化パックです。
2025年3月以降のチャット機能の仕様
2025年3月以前の「標準機能」と、現在の「標準機能」、そして「チャットProオプション」の仕様を比較すると、以下の通りとなります。これまで無料で利用できていた範囲が、現在はチャットProオプションの領域へ移行していることがわかります。
項目 | 2025年3月以前 | 2025年3月以降 | 2025年3月以降 |
|---|---|---|---|
トーク履歴の保存期間 | 無期限(※) | 6ヶ月 | 5年 |
トーク履歴のダウンロード | 可能 | 不可 | 可能 |
タグ作成数(1アカウント) | 200個 | 5個 | 300個 |
ノート作成数(1友だち) | 20件 | 1件 | 1,000件 |
フォルダ管理機能 | 未提供 | 未提供 | 200個 |
AI応答機能 | 基本応答のみ | 基本応答のみ | AIチャットボット(β) |
(※)仕様変更以前は、長期間の保存が可能でしたが、現在は一律で制限が設けられています。
仕様変更に伴う実務上の制約
上記の通り、LINE公式アカウントを標準機能のみで運用する場合、2025年3月以降は以下の点が実務上の制約となります。
長期コンタクトの遮断
6ヶ月を超えてメッセージのやり取りがない場合、過去の文脈を遡ることができなくなりました。
顧客属性管理の制限
タグが5個に制限されたため、流入経路、購買履歴、興味関心といった多角的な分類が標準機能では困難になっています。
データの二次活用不可
履歴のダウンロードが制限されたため、社内システムへのバックアップや分析が標準機能では行えません。
LINE公式アカウントのチャットProオプションは、これらの制約を解消し、以前の利便性を回復させるとともに、フォルダ管理や高度なAI応答といった新しい管理機能を付加するための選択肢として位置づけられています。

🟢チャットProオプションの拡張機能4つ
チャットProオプションの導入により、運用工数の削減と顧客データの長期的な活用が可能になります。現場の利便性を高める4つの核心機能について解説します。
機能1:最大5年の履歴保存とCSVバックアップ
標準では6ヶ月で消失するトーク履歴が、最大5年間保存されます(遡れるのは2024年1月1日以降のデータのみ)。また、履歴のCSVダウンロードも週に1回まで実行可能です。最大10万件のチャットルーム履歴を一括保存できるため、社内でのデータ分析やバックアップとして極めて有効です。
機能2:顧客管理の制限緩和(タグ300個・ノート1,000件)
タグの作成上限が5個から300個へ大幅に拡張され、1人あたり最大30個まで付与可能になります。また、顧客ごとの情報を記録するノートも1人につき1,000件まで作成可能。過去の商談履歴や細かな要望を「個客」単位で蓄積でき、チーム内での質の高い情報共有を支えます。
機能3:AIチャットボット(β)による応答の自動化
特定のキーワードに反応するだけでなく、自然な文章を解釈して応答する「AIチャットボット(β)」が利用可能です。よくある質問への一次対応をAIに任せることで工数を削減し、複雑な問い合わせや個別相談など、有人でしか解決できない高度な接客に専念できます。

機能4:カスタムフィルターによるチャット整理
「未対応」「要確認」といった標準のフィルタに加え、独自の条件でチャットルームを振り分けられる「カスタムフィルター」を最大20個作成できます。担当者別やステータス別にチャットを整理することで、対応漏れを防止し、大規模な運用でもスピード感を損ないません。
🔴導入前に必ず確認したい「3つの注意点」
LINE公式アカウントのチャットProオプションには、運用上注意すべき独自の仕様があります。導入後に「想定と違った」という事態を防ぐため、事前に把握しておくべき3つのポイントを解説します。
1. 2024年1月1日より前の履歴は復元できない
チャットProオプションを契約すると、チャットの保存期間が最大5年に延長されます。しかし、遡って閲覧可能になるのは「2024年1月1日以降」のデータのみです。
それ以前(2023年12月31日まで)のトーク内容は、オプションを契約しても復元されません。また、無料版の制限ですでに消去された2024年以降のデータについては、契約することで再度閲覧が可能になりますが、データの「資産化」を考えるなら、早めの導入が推奨されます。
2. 料金の仕様|日割り計算なし・解約は「当月末」まで有効
利用料(月額3,300円/税込)に日割り計算はありません。月の途中で加入しても1ヶ月分の満額が発生します。 また、解約時の挙動には以下の特徴があります。
利用停止のタイミング
解約手続きを行っても即座に機能が止まるわけではなく、「当月末」までは引き続きオプション機能を利用できます。
解約後のデータ
翌月以降、オプション機能(5年保存やカスタムフィルター)へのアクセスは制限され、標準の「直近6ヶ月分」のみが表示される状態に戻ります。ただし、再度チャットProオプションを購入すれば、再び最大5年分の履歴を閲覧することが可能です。
3. メッセージ配信通数(無料枠)は増えない
チャットProオプションはあくまで「チャット機能」の拡張であり、基本プラン(コミュニケーションプラン等)に付随する無料メッセージ配信数を増やす機能はありません。
例えば、月間200通までのプランを利用している場合、チャットProオプションを契約しても一斉配信の上限は200通のままです。チャットでの1対1のやり取りは通数を消費しませんが、一斉配信やステップ配信を多用する場合は、LINE公式アカウントの別途プラン(ライト/スタンダード)のアップグレードを検討する必要があります。
🟢【徹底比較】チャットProオプションか、クウゼン等の外部ツールか?
公式のチャットProオプションと、「クウゼン」などの外部ツールは、目的と拡張の方向性が明確に異なります。以下では、自社の運用フェーズに合わせて最適な選択をするための比較ポイントを整理します。
公式機能で十分なケース:有人対応の「質と効率」を高めたい場合
スタッフが一人ひとりと丁寧に向き合う「有人チャット」が主軸なら、LINE公式アカウントのチャットProオプションが適しています。 LINE公式アカウントの標準管理画面(Manager)の使い勝手をそのままに、5年間の履歴遡及やフォルダ管理といった「手動対応の効率化」に特化した強化が可能です。小〜中規模なチームで、個別の接客品質を担保したい場合に最適です。
外部ツールが必要なケース:「マーケティングの自動化」で成果を最大化したい場合
「1対1の接客」を仕組み化し、マーケティング成果を追求するなら、「クウゼン」のような外部ツールの導入が選択肢に入ります。 最大の違いは、ユーザーの行動(リンククリックやアンケート回答)に基づいた「自動タグ付け」や、高度な条件分岐による「シナリオ配信」です。公式機能にはない「自動化」と「CRM連携」により、友だち数が増えても一人ひとりに最適化されたアプローチを24時間実行できます。
「手動管理」の限界点|運用工数から考える投資対効果(ROI)
判断の目安は、日々の「運用工数」と「目的」です。LINE公式アカウントのチャットProオプションは手動運用の「不便」を解消しますが、運用が属人的である点は変わりません。友だち数や問い合わせが増え、スタッフによる手動のタグ付けやフォルダ分けに限界を感じているなら、人件費を抑えつつ売上を伸ばすための「外部ツールによる自動化」へ投資を切り替えるタイミングといえます。
🟢チャットProオプションの導入手順
チャットProオプションは、LINE公式アカウントの管理画面から数クリックで導入可能です。しかし、拡張された機能を最大限に活かすためには、導入直後の「箱作り(設定)」が重要です。
PCまたはスマートフォンブラウザからの購入・有効化手順
チャットProオプションの購入手続きは、PC版またはスマートフォンのブラウザ版「LINE公式アカウント管理画面(LINE Official Account Manager)」から行います。
※スマートフォンの「管理アプリ」からは手続きができないため、必ずブラウザからログインしてください。
PC版の場合
管理画面右上の「設定」>「利用と請求」>「月額プラン」下の「チャットProオプション」を選択し、「購入」ボタンをクリックします。

スマートフォンブラウザ版の場合
Webブラウザから管理画面にログイン後、PC版と同様に、設定(歯車アイコン)>「月額プラン」下の「チャットPro」項目から購入手続きが可能です。
支払い方法
原則としてクレジットカード決済となります。決済完了後、即座に機能が反映されます。反映されない場合は、一度管理画面をリロード(再読み込み)して、「フォルダ作成」や「タグの制限解除」が有効になっているかを確認しましょう。
導入直後に設定すべき「タグの整理」と「AIの学習設定」
機能が有効化されたら、まずは以下の2点を優先して設定することを推奨します。
1. タグの分類ルール(命名規則)の作成
300個という広大な枠を使いこなすために、まずはタグの名前を付ける「ルール」を決めましょう。 「[属性] 20代」「[検討度] 高」「[流入] Instagram」のように、タグの先頭にカテテゴリー名を入れるのがポイントです。このようにタグの分類をルール化して整理することで、顧客データの中から「特定の条件に合う人」を迷わず一瞬で絞り込めるようになります。
2. AIチャットボット用の学習データの登録
AIによる自動返信機能を活用する場合、まずは回答の元となるFAQ(よくある質問)を登録しましょう。 最初からすべての質問を網羅しようとせず、まずは「営業時間」「アクセス」「予約方法」といった、よく聞かれる基本項目から入力しましょう。そうすることで、これまで手動で応答していた手間を大幅に削減できます。

💡Q&A|チャットProオプションに関するよくある疑問
チャットProオプション導入時や運用中に寄せられる、代表的な疑問をQ&A形式でまとめました。
コミュニケーションプラン(無料)でも利用できますか?
利用可能です。
月額無料の「コミュニケーションプラン」を利用していても、チャットProオプション(月額3,300円)を個別に契約することで、チャット機能のみをアップグレードできます。
購入後、いつから機能が反映されますか?
決済完了後、即座に反映されます。
管理画面(LINE Official Account Manager)で購入手続きを終えた瞬間から、保存期間の延長やタグ制限の解除が適用されます。反映されない場合は、一度ブラウザを更新(リロード)してください。
最低利用期間や解約の縛りはありますか?
契約期間の縛りはありません。
1ヶ月単位での契約となります。特定の月だけ利用し、翌月に解約することも可能です。ただし、解約手続きを行わない限り自動更新される点には注意が必要です。
月の途中で解約した場合、返金はありますか?
返金(日割り計算)はありません。
一度支払った月額料金の払い戻しは行われません。解約手続き後も、現在の有効期限までは引き続きチャットProオプションの機能を利用でき、期限終了後に自動で無料版の仕様へ戻ります。
📚まとめ
LINE公式アカウントのチャットProオプションは、データの保存期間や管理機能の制限を解消し、ビジネス利用の基礎を整えるための現実的な選択肢です。5年間の履歴保存や300個のタグ活用は、有人対応の質を高め、顧客との信頼を守るためのインフラとなります。チャットProオプションやクウゼンのような外部ツールの導入により、LINE公式アカウントの運用環境を整え、より質の高い顧客体験を育む土台作りを検討してみてはいかがでしょうか。





