
ファッション・コスメ業界に特化した人材サービスを展開する株式会社iDA(以下、iDA)様。既存登録者フォロー用の「iDA」とダイレクトリクルーティング用の「MyBRANDS」の2つのLINE公式アカウントに「クウゼン(KUZEN)」を導入。基幹システム「PORTERS」との柔軟なリアルタイム連携を決め手に、他社ツールからの乗り換えを決定。今回はiDA様にLINE公式アカウント及びクウゼン(KUZEN)の導入背景から、LINE活用を成功に導いた戦略の詳細と今後の展望についてお話を伺いました。
課題
・応募者の途中離脱が多く、LINEを活用した「つなぎ留め」のナーチャリングが必要だった
・基幹システム「PORTERS」とLINEのデータ連携がスムーズに行えていなかった
・全国200名規模のキャリアカウンセラーが利用するコミュニケーションツールの管理(対応のブラックボックス化防止、権限分離)が困難だった
導入の決め手
・基幹システム「PORTERS」との柔軟かつ「双方向」のAPI連携が可能であった点
・200名規模の運用に耐えうる、拠点・担当ごとの高度な管理・権限設定機能
効果
・面談予約率が4.8% → 15.6%に向上
・派遣スタッフ向け庶務連絡の工数を削減
目次

以前は他社のLINE拡張ツールを利用していたものの、支店・キャリアカウンセラーが増えていくにつれ、運用面やコスト面で様々な課題に直面していました。
最大の課題は、基幹システム「PORTERS」との連携でした。PORTERSはiDAの人材ビジネスの中心であり、この基幹システムとLINEの情報をスムーズに連携させることが不可欠でした。また、HP経由でのエントリー離脱者が多いことから、LINEを「つなぎ留め」のためのナーチャリングツールとして活用することが急務でした。
さらに、以前利用していた求職者とキャリアカウンセラーとのコミュニケーションツールでは、管理がブラックボックス化しやすく、キャリアカウンセラー個人の利用状況にバラつきがあったほか、グループが乱立し管理コストが増大していました。全国200名のキャリアカウンセラーが利用するためには、「誰が誰にどんなメッセージを送っているか」を上長が把握・管理・フォローでき、かつ拠点ごとに厳密な権限分けができる仕組みが必要でした。
これらの課題を解決するため、複数のLINE拡張ツールを比較検討した結果、以下の理由からクウゼン(KUZEN)への乗り換えを決定しました。
PORTERSとの柔軟な「双方向」API連携
最大の決め手は、弊社で利用している基幹システムであるPORTERSとの連携でした。クウゼン(KUZEN)は、LINEからのデータ送信だけでなく、PORTERSの情報をLINE側に反映する双方向のAPI連携が可能であり、その拡張性の高さを評価しました。
優れたコストパフォーマンス
従来のツールがアカウント数に応じた課金体系だったのに対し、クウゼン(KUZEN)はコストを抑えた運用が可能でした。
高度な管理・権限設定機能
200名規模の運用に不可欠な、1to1チャットの詳細な管理機能や、拠点・担当ごとの柔軟な権限分けが可能であった点も、大きな決め手となりました。
クウゼン(KUZEN)の導入とPORTERS連携により、「面談予約率の向上」と「大規模な1to1チャット体制の構築」という2つの大きな成果を同時に実現しました。
1. UI/UXの徹底改善で、面談予約率が4.8% → 15.6%(3倍以上)に向上
友だち追加後のアンケート・その後の面談への誘導において各質問項目の到達数を分析した結果、「氏名入力部分」と「日程選択部分」での離脱者が多いことが判明しました。そこで以下のUI/UX改善を徹底して行いました。
入力離脱の防止: 氏名入力の前に、サービスの特徴やLINE以外(電話)での相談も可能である旨を説明するステップを追加。
日程選択の簡易化: 従来の日程「自由入力」を廃止し、タップで完結する「ダイアログでの日付選択式」に変更。
取りこぼしの防止: 初回アンケート回答者への「後追い配信」を実施。

これらの改善の結果、アンケート後の面談予約完了率は4.8%から15.6%へと、3倍以上に劇的に向上しました。
2. リッチメニュー改善で、予約数が1日あたり1.9回 → 9.2回(4倍以上)に増加
面談予約への導線を強化した新しいリッチメニューに変更しました。その結果、リッチメニュー経由の面談予約数が1日あたり約1.9回から約9.2回へと、4倍以上に増加しました。
3. PORTERS連携と1to1チャットで、キャリアカウンセラー200名体制を実現
既存登録者や派遣スタッフのフォローを目的とした運用も、クウゼン(KUZEN)とPORTERS連携によって抜本的に改善されました。
通知メッセージによる既存顧客のLINE連携
PORTERSに登録されている電話番号をキーに既存顧客データを照合し、通知メッセージを配信。毎月1,300〜1,400人の既存顧客が新たにLINEと連携し、新たなコミュニケーションチャネルを確立しました。
キャリアカウンセラー200名による1to1チャット体制
全国200名のキャリアカウンセラーがクウゼン(KUZEN)の1to1チャットを利用しています。PORTERSのデータ(就業場所、担当区分など)に基づき、求職者と担当キャリアカウンセラーが自動で紐付けられます。拠点ごとに閲覧権限が分離され、セキュリティを担保しつつ、求職者からの自由発話が担当者に即座に通知される「すぐに返事できる体制」を構築しました。
派遣スタッフへの庶務連絡の自動化
クウゼン(KUZEN)のメッセージの自動配信機能を活用し、派遣スタッフ向けの「入社時のサポート」から「契約継続のリマインド」、就業状況(稼働/未稼働)や更新の有無をヒアリングするメッセージまでを自動化。庶務連絡の工数を大幅に削減しています。
クウゼン(KUZEN)を導入した当初からの目的は、求職者のLTV(生涯顧客価値)の最大化です。少子高齢化が進む市場環境において、短期的な成果のみを追求し、送りたい求人のみを送るような一方的なアプローチでは、企業の持続的な成長は困難になると考えています。
目指すのは、求職者と長くつながり続けるための丁寧なアプローチの実現です。
そのために、今後はLINEを「転職するためだけの手段」のツールではなく、「転職後も有益な情報を提供し続ける」ための関係構築ツールとしてさらに進化させていきたいと考えています。例えば、キャリアアップに役立つ情報や業界トレンドなど、転職してからも有益な情報を提供しておくことにより、つながり続けるメリットを感じてもらうための施策を考えていきたいです。
クウゼン(KUZEN)とPORTERSの連携をさらに強化し、LINEを軸に求職者一人ひとりと長期的に寄り添うサポートを実現することで、将来的な転職の際にも「まずiDAに相談しよう」と思い出してもらえるような、持続的な関係構築を目指していきます。

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