- 🟢 LINE通知メッセージとは?
- 🟢 LINE通知メッセージの仕組みと配信までの流れ
- 🟢 LINE通知メッセージの配信内容と利用条件
- メッセージが配信される条件
- 許可されている配信内容
- 許可されていない配信内容
- 具体的な利用用途・配信内容
- 🟢LINE通知メッセージを利用する4つのメリット
- 顧客満足度の向上
- コスト・経費の削減
- 業務効率化
- 友だち獲得のきっかけ
- 🟢LINE通知メッセージの2つのメッセージ形式(API)
- メッセージ形式(フレキシブル)
- メッセージ形式(テンプレート)【新】
- 🟢LINE通知メッセージを活用した成功事例
- 【ガス】静岡ガスエネルギー
- 【運輸】佐川急便
- 【飲食】ピザハット
- 【交通】阪急交通社
- 【航空】Japan Airlines(JAL)
- 🟢LINE通知メッセージの料金体系(プラン)
- 🟢 LINE通知メッセージの3つの利用条件【企業側】
- 認証済みアカウントであること
- 認証プロバイダーであること
- Sales Partner/Technology Partner経由で発注すること
- 🟢LINE通知メッセージの導入方法
- ステップ1:LINE認証済アカウントの取得
- ステップ2:認定パートナーの相談・選定
- ステップ3:UX審査の申請
- ステップ4:API開発/システム接続
- ステップ5:配信開始
- 🟢まとめ | LINE通知メッセージを活用しよう
LINEで「荷物の配達予定」や「電気料金の確定通知」を受け取った経験はありませんか?多くの方は「友だち登録していないのになぜ届くのだろう?」と疑問に感じたに違いありません。
その答えこそが、「LINE通知メッセージ」です。本記事では、企業の担当者が知るべきLINE通知メッセージの全容を仕組み、メリット、成功事例、導入方法まで徹底的に解説します。
※「LINE通知メッセージ」は、2025年6月16日に大幅なリニューアルが実施されました。本記事は、このリニューアル後の新しいメッセージ形式、料金体系、および最新の利用用途に対応しています。
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🟢 LINE通知メッセージとは?
LINE通知メッセージとは、企業が保有する顧客の電話番号とLINEユーザーの電話番号を照合し、LINE公式アカウントを友だち追加していないユーザーに対しても、重要度の高いメッセージを配信できる機能です。

画像引用元:LINEみんなの使い方ガイド
ただし、LINE通知メッセージの配信内容はLINEヤフー株式会社によって「ユーザーにとって有益かつ適切」と判断される、非営利かつ必要性の高い情報に限定されています。そのため、配信内容を広告や販促を目的として利用することは一切できません。

画像引用元:LINEヤフー for Business
例えば、公共料金の支払い通知や、ECサイト注文後の配送通知、予約サービスにおけるリマインダー通知などに利用されており、運輸、ガス、電力、EC、航空など、多彩な業界で導入されています。
🟢 LINE通知メッセージの仕組みと配信までの流れ
LINE通知メッセージは、企業が持つ顧客の電話番号と、LINEに登録されているユーザーの電話番号を照合する仕組みです。このプロセスは厳密な個人情報保護の配慮のもとで行われます。
企業にある顧客の電話番号はハッシュ化(暗号化)された状態でLINEサーバーに送信されます。LINEサーバー側もハッシュ化されたユーザーの電話番号データを用いており、このハッシュ値同士を照合することで、個人情報を直接扱うことなく安全に宛先を特定します。

画像引用元:LINE通知メッセージのリニューアルの案内資料
LINE通知メッセージ配信の流れ
ユーザーによるアクション
ユーザーは、ECサイトでの商品購入やサービス予約など、ユーザー起点の操作(アクション)を行います。
企業からLINEサーバーへ
企業は保有する電話番号をハッシュ化し、メッセージの送信リクエストとしてLINEサーバーへ送信します。
マッチング
LINEサーバーは、ハッシュ化された電話番号と、LINEに登録されている電話番号とを照合し、一致した宛先を特定します。
メッセージ配信
照合で一致したユーザーには、LINE公式アカウントから「通知メッセージ」が配信されます。
情報破棄
電話番号はメッセージ送信の宛先照合のためにのみ利用され、照合後は速やかに破棄されます。
🟢 LINE通知メッセージの配信内容と利用条件
LINE通知メッセージは、その高い信頼性を維持するため、配信内容に厳格なルールを設けています。知っておくべき「許可されている内容」と「禁止されている内容」を明確に解説します。
メッセージが配信される条件
LINE通知メッセージの配信を行うには、以下の3つの条件をすべて満たしている必要があります。
企業から送信された電話番号と、同一の電話番号が登録されているLINEアカウントが存在する
当該LINEアカウントが、LINEアプリの設定で「LINE通知メッセージ」の受信を許可している
当該LINEアカウントが配信元企業のLINE公式アカウントをブロックしていない
LINEみんなの使い方ガイドより引用
許可されている配信内容
LINE通知メッセージは、非営利かつユーザーのサービス利用に不可欠な情報に限定されています。
ユーザーステータス起点の通知
ユーザーにとって利便性が高い通知
その他弊社が有用かつ適切と判断した通知
LINE通知メッセージ(フレキシブル) UXガイドラインより引用
許可されていない配信内容
LINE通知メッセージは、広告、販促、および個人を特定する情報の配信は厳しく禁じられています。
メッセージ内に営利目的の内容が含まれている通知
メッセージ内に広告コンテンツが含まれている通知
メッセージ内に個人を明示的に識別することができる情報(名前、メールアドレス、電話番号、住所等)が含まれている通知 ※メッセージ内のリンク先において認証無しで同様の情報が公開される場合も含む
その他弊社が不適切と判断した通知
LINE通知メッセージ(フレキシブル) UXガイドラインより引用
具体的な利用用途・配信内容
LINE通知メッセージの利用用途の詳細は、公式の「UXガイドライン(フレキシブル版・テンプレート版)」によって定められています。ここでは、より柔軟な設計が可能な「フレキシブル版」を例に、主な利用シーンを紹介します。
利用用途 | 説明 |
|---|---|
配送通知 | ユーザーが受け取る配送物のお届け予定を通知する |
予約通知 | ユーザーが申込をした予約に関する完了あるいはキャンセルを通知する |
予約通知〈公共交通機関の予約〉 | ユーザーが申込をした公共交通機関の予約に関する、完了もしくはキャンセルを通知する |
予約通知〈公共交通機関の予約変更〉 | ユーザーが申込をした公共交通機関の予約の変更に関する情報を通知する |
リマインド通知 | ユーザーが申し込みをした予約に関するリマインド通知をする |
リマインド通知〈公共交通機関の予約のリマインド〉 | ユーザーが申し込みをした公共交通機関の予約に関するリマインド通知をする |
リマインド通知〈契約・申請期限のリマインド〉 | ユーザーが申込をした、あるいは契約している契約物の契約期限、有効期限、申請期限に関するリマインド通知をする |
リマインド通知〈支払期限のリマインド〉 | ユーザーが契約している契約の支払期限に関するリマインド通知をする |
障害通知 | ユーザーが利用しているインフラ(電力、ガス、通信)に関する障害・メンテナンスを通知する |
申込完了通知 | ユーザーが会員登録やサービスの利用登録をしたものについて、受付を完了した旨を通知する |
料金確定通知 | ユーザーが契約しているサービスの料金確定を通知する |
購入完了通知 | ユーザーが商品やサービスを購入した際に、その商品やサービスの購入が完了したことを通知する |
登録完了通知 | ユーザーが会員登録やサービスの利用登録をした際に、登録が完了したことを通知をする |
支払完了通知 | ユーザーが請求した保険金等の支払金が支払完了されたことを通知する |
海外への出発前の注意喚起 | ユーザーが申し込んだ契約に関連して、海外旅行に出発する前に注意喚起の通知をする |
問合せ窓口への案内通知 | 問合せの電話をしてきたユーザーに対して、LINE公式アカウントの問合せ窓口を誘導する通知をする |
製品完成通知 | ユーザーが注文した製品が完成したことを通知をする |
修理完了通知 | ユーザーが注文した修理の完了通知をする |
決済完了通知 | ユーザーが決済を行った際に、その決済が完了したことを通知する |
決済エラー通知 | ユーザーが決済を行った際に、その決済がエラーで完了しなかったことを通知する |
見積完了通知 | ユーザーが依頼をした見積や試算結果が完了したことを通知する |
発送完了通知 | ユーザーが契約している契約に関連して、書類や商品の発送が完了したことを通知をする |
より詳細な情報は、上記の表の引用元である
🟢LINE通知メッセージを利用する4つのメリット
LINE通知メッセージの導入を検討すべき理由は、情報発信を超えた、経営貢献と費用対効果の高さにあります。ここでは、導入によって享受できる4つの大きなメリットを具体的に解説します。
顧客満足度の向上
LINE通知メッセージはLINEに直接メッセージが届くため、ユーザーは重要な情報を確実かつ即座に確認することができます。これによって、従来の紙やメールで頻繁に発生していた確認漏れや見逃しといった不安が解消され、全体的な顧客体験の向上につながります。
コスト・経費の削減
LINE通知メッセージは、LINEにメッセージが直接届くという特性から高い開封率を持つため、ユーザーからの問い合わせを減少させます。さらに、従来の郵送やメールでは削減しきれなかった切手代や郵送代、人件費などの必要経費の大幅な削減を実現します。
業務効率化
LINE通知メッセージは、メッセージ配信の自動化と開封率の高さという強みを活かし、業務効率化を実現します。具体的には、予約リマインダーで無断キャンセルを防いだり、配送通知で問い合わせ対応を事前に削減するなど、ムダな対応を未然に防ぐことで、従業員はより業務量を減らすことができます。
削減が可能な業務 | 通知メッセージの具体例 | 効率化のメカニズム |
|---|---|---|
再配達業務の負荷 | 「○日○時に配達予定です」の事前通知 | 顧客は事前に日時変更でき、ドライバーの再配達コストが削減されます。 |
予約の無断キャンセル | 「明日の予約リマインド」通知 | 顧客はキャンセルや変更を行えるため、「空待ち」の時間を防ぐことができる。 |
コールセンターの対応 | 「料金確定通知」「発送状況(追跡番号)の通知」 | 顧客が知りたい情報が手元にあるため、企業への問い合わせが激減します。 |
契約・支払漏れ対応 | 「契約更新まであと7日」リマインド通知 | 契約更新・支払い漏れによる督促や解約対応といった、業務を未然に防ぎます。 |
友だち獲得のきっかけ
LINE通知メッセージは、LINE公式アカウント未追加との接点を生み出し、企業の認知を広げることができます。さらに、その配信内容はユーザーにとって必要な情報であるため、自発的な友だち追加を行う行動に繋がり、純粋なLINE公式アカウントの友だち増加に貢献します。
🟢LINE通知メッセージの2つのメッセージ形式(API)
LINE通知メッセージは、「フレキシブル」と「テンプレート*」という、特性が大きく異なる2つのメッセージ形式が存在します。ここでは、それぞれの特徴と違いを紹介します。*リニューアル後に提供開始
メッセージ形式(フレキシブル)
「フレキシブル」は、企業がメッセージのデザインや構成を自由に設計できる形式です。独自のメッセージやレイアウトを組み込むことができるため、よりブランドのイメージに合った、エンゲージメントの高い顧客体験を提供できます。
※導入にあたってはLINEヤフー社によるUX審査を受ける必要があり、導入までに時間と手間がかかります。
項目 | 特徴 | メリット |
|---|---|---|
形式 | カスタム可能。複雑な情報やデザインを組み込める。 | 顧客体験の追求とより詳細な情報提供が可能。 |
自由度 | 高い。ただし、審査基準(UX審査)が必要。 | 通知に付加価値を付けたい場合に有効。 |
導入スピード | 導入までには、一定程度の時間を要する。 | 慎重なメッセージ配信ができる。 |
メッセージ形式(テンプレート)【新】
「テンプレート」は、LINEヤフー株式会社によってあらかじめメッセージの型(テンプレート)が用意されている形式です。企業は、テンプレートに沿って、日付や金額、URLなどの一部の可変情報のみを埋め込んで配信します。
最大の利点は、UX審査が不要であるため、導入にかかる時間を大幅に短縮し、迅速に運用を開始できる点にあります。
項目 | 特徴 | メリット |
|---|---|---|
形式 | 固定形式。レイアウトが決まっている。 | UX審査が不要。 |
自由度 | 低い。文言も指定のルールに従う必要がある。 | LINEヤフー社のルールに自動的に適合する。 |
導入スピード | 導入にかかる時間を大幅に短縮できる。 | 迅速に運用を開始できる。 |
🟢LINE通知メッセージを活用した成功事例
LINE通知メッセージは、高い到達性を活かし、多岐にわたる業界で「顧客の安心」と「業務効率化」を実現しています。ここでは、5業種の具体的な活用事例をご紹介します。
【ガス】静岡ガスエネルギー

画像引用元:静岡ガスエネルギー公式サイト
静岡ガスエネルギーは、2025年7月よりLINE通知メッセージを活用し、ガス料金等のご請求金額確定のお知らせを開始されました。これにより、ユーザーは紙の請求書やメールを探すことなく、日常利用するLINE上でその月のガス請求金額を手軽かつ確実に確認できるようになりました。
【運輸】佐川急便

画像引用元:佐川急便公式サイト
佐川急便では、利便性向上のため、LINE通知メッセージを活用しています。ユーザーは、配達日時の確認や変更、再配達の依頼といった手続きをLINE上から簡単に行えるようになりました。これによって、配送に関するユーザーの不安や手間を大幅に解消しています。
【飲食】ピザハット

画像引用元:ピザハット公式サイト
ピザチェーンのピザハットは、2022年2月2日よりLINE通知メッセージを利用したサービスを提供しています。デリバリーのお届け出発通知やお持ち帰りの焼き上がり通知など、ピザが最高の状態でお客様に届き、最大限に楽しんでいただけるよう設計されています。
【交通】阪急交通社

画像引用元:阪急交通社公式サイト
旅行・ツアーを提供する阪急交通社は、LINE通知メッセージを利用し、お客様の安心感を高めています。具体的には、インターネット予約受付時の確認やキャンセル確認に加え、旅行出発前のリマインド連絡など、旅程における重要なシーンでメッセージを活用しています。
【航空】Japan Airlines(JAL)

画像引用元:JAL公式サイト
航空会社である日本航空(JAL)は、運行情報と搭乗手続きに関する情報にLINE通知メッセージを活用しています。搭乗便の出発情報、保安検査場の締切時刻、フライトの欠航や遅延情報といった緊急性の高い情報を、LINEから即座に確認することが可能にしています。
🟢LINE通知メッセージの料金体系(プラン)
これまでのLINE通知メッセージは、メッセージ配信1通ごとに費用が発生する従量課金制でしたが、2025年6月16日に大幅なリニューアルが行われ、月額固定料金と従量課金を組み合わせたモデルに移行しました。
LINE通知メッセージには、エッセンシャル、パフォーマンス、アンリミテッドの3つの料金プランが設定されています。各プランは、月額固定料金を支払うことで定められた通数上限内まで利用可能であり、その超過分については従量課金制が適用されます。

画像引用元:LINEヤフー for Business
エッセンシャルプラン
月額固定料金:50万円
月10万通まで+追加メッセージ単価 3.0円/通
パフォーマンスプラン
月額固定料金:200万円
月100万通までの配信+追加メッセージ単価 1.2円/通アンリミテッドプラン
月額固定料金:1,000万円
月1,000万通までの配信+追加メッセージ単価 0.6円/通
🟢 LINE通知メッセージの3つの利用条件【企業側】
LINEヤフー株式会社は、LINE通知メッセージの信頼性と安全性を担保するために、配信を希望する企業に対し厳格な条件を設けています。以下のすべての条件を満たしている企業に限り、LINE通知メッセージの利用が許可されます。
認証済みアカウントであること
企業が運営するLINE公式アカウントが、LINEヤフー株式会社による審査を通過した「認証済みアカウント」である必要があります。
【関連記事】LINE公式アカウントの審査とは?申請手順・審査基準を徹底解説
認証プロバイダーであること
プロバイダーがLINEヤフー株式会社によって通知メッセージの配信を許可された「認証プロバイダー」である必要があります。
Sales Partner/Technology Partner経由で発注すること
企業は直接申し込むのではなく、LINEヤフー株式会社が公式に認定しているパートナー企業を介して発注・申請を行う必要があります。
LINE通知メッセージは、LINE Technology Partner クウゼン(KUZEN)に相談!

🟢LINE通知メッセージの導入方法
LINE通知メッセージの導入には、技術的な連携とLINEヤフー株式会社による厳格な審査が伴います。スムーズな運用開始を実現するため、大まかな導入方法を紹介します。
ステップ1:LINE認証済アカウントの取得
LINE通知メッセージの利用は、「認証済アカウント」であることが必須条件です。申請から承認までに数日~数週間かかる場合があるため、プロジェクトの初期段階で速やかに申請を済ませることが重要です。
ステップ2:認定パートナーの相談・選定
LINE通知メッセージの利用申請や技術的な接続は、LINEヤフー株式会社が認定した「Sales Partner/Technology Partner」を経由する必要があります。複数の認定パートナーに相談し、最適なパートナーを選びましょう。
LINE通知メッセージは、LINE Technology Partner クウゼン(KUZEN)に相談!
ステップ3:UX審査の申請
「LINE通知メッセージUXガイドライン」に基づき審査が行われます。配信したいメッセージ(文面、配信タイミング、配信条件)が、「顧客にとって有用な情報」という利用規約に適合しているかをチェックされます。
※LINE通知メッセージ(テンプレート)を利用する場合は、UX審査は不要です。
ステップ4:API開発/システム接続
企業の顧客データベース(顧客IDと電話番号)を、認定パートナーの配信システムを経由してLINEの通知メッセージAPIと連携させます。この段階で、電話番号のハッシュ化など、技術的な実装が進められます。
ステップ5:配信開始
すべての審査とシステム接続が完了したら、いよいよ本番環境での運用を開始します。
🟢まとめ | LINE通知メッセージを活用しよう
ここまで、LINE通知メッセージの仕組み、具体的な導入メリット、そして成功事例について解説してきました。この機能は、単なる新しい連絡手段ではなく、顧客ロイヤリティを高めながら、企業の非効率なコストを削減するという、現代の企業が目指すべきデジタル変革(DX)を体現するものです。この機会に、ぜひ導入を検討し、ビジネスの成長と顧客体験の向上に役立ててください。





