- 🟢なぜLINEの使い分けが必要なのか?
- 🟢一目でわかる!LINE公式アカウントとオープンチャットの主な違い
- 🟢LINE公式アカウントの特徴とメリット
- 【運営主体】「企業・店舗」による「情報発信」がメイン
- 【機能】集客・販促に役立つ独自機能
- 【関係性】「一対多」の情報発信と「一対一」の個別対応が可能
- 【運用】実名・審査が必要で、信頼性が高い
- 🟢オープンチャットの特徴とメリット
- 【運営主体】誰でも開設可能!「共通の趣味・話題」による「交流」がメイン
- 【機能】匿名性(プロフィール名設定)とトークルームごとの権限設定
- 【関係性】参加者全員の「多対多」の自由な交流が中心
- 【運用】LINEアカウントとは別のプロフィール名で参加可能
- 🟢LINE公式アカウントとオープンチャットの機能・料金・参加方法の比較
- 比較1 目的と主な利用シーンの違い
- 比較2 匿名性とプライバシー保護の違い
- 比較3 メッセージ配信機能の違い
- 比較4 料金体系と費用の違い
- 🟢【目的別】結局どっちを選ぶべき?おすすめの利用シーン
- LINE公式アカウントがおすすめのケース
- オープンチャットがおすすめのケース
- 🟢LINE公式アカウントのより詳しい機能解説
- リッチメニュー・リッチメッセージ機能
- クーポン・ショップカード機能
- セグメント配信・ステップ配信機能
- 🟢オープンチャットのより詳しい機能解説
- ノート・イベント機能
- 共同管理者・強制退会機能
- 承認制・参加コード設定機能
- 🟢【注意点】併用するメリットと使い分けの重要性
- 併用のメリット 情報発信とコミュニティ形成の両立
- 使い分けの具体例 公式アカウントは「公式情報」、オープンチャットは「意見交換」
- 🟢あなたの目的に合ったツールを選ぼう
🟢なぜLINEの使い分けが必要なのか?
国内月間アクティブユーザー数が9,900万人(2025年10月末時点)を超えるコミュニケーションプラットフォーム、LINE。
企業でLINE公式アカウントの活用を検討した際に、「無料のオープンチャットで十分では?」と考える方もいるのではないでしょうか。
しかし、LINE公式アカウントとオープンチャットは機能が根本的に異なります。本記事ではこの二つのツールを徹底比較することで、最適なLINEツール選びをサポートします!

🟢一目でわかる!LINE公式アカウントとオープンチャットの主な違い
両者の決定的な違いは、「誰が、誰に、何のために」使うかという点にあります。
以下の比較表で、LINE公式アカウントとオープンチャットの主な違いを把握しましょう。
比較項目 | LINE公式アカウント | オープンチャット |
|---|---|---|
主な運営主体 | 企業、店舗、団体、著名人 | 個人(一般ユーザー) |
主な目的 | ビジネス:情報発信、集客、販促、カスタマーサポート | コミュニティ:交流、情報交換、趣味の共有 |
ユーザー間の関係性 | 運営者 ⇔ ユーザー(基本は一対一または一対多) | ユーザー ⇔ ユーザー(多対多の自由な交流) |
実名性・匿名性 | 運営者:実名での審査が必要。ユーザー:原則として匿名(運営者にはLINEID情報は見えない) | 運営者・参加者:本名やLINE IDが他の参加者に漏洩する心配がない |
メッセージ機能 | 一斉配信、セグメント配信、個別チャットが可能 | トークルーム内での全員へのメッセージ(DMは不可) |
参加人数上限 | 制限なし(友だち登録数による) | トークルームごとに最大10万人 |
検索・発見 | LINEアプリ内やWeb検索でアカウント名で検索・発見 | LINEアプリ内でカテゴリやキーワードで検索・発見 |
料金体系 | 基本無料(メッセージ配信数に応じて従量課金あり) | 完全無料 |
LINE公式アカウント:企業が公式な情報やサービスを、多くの顧客に正確かつ一方的(または一対一)に届けるためのビジネスインフラです。
オープンチャット:共通の関心を持つ人々が自由に意見や情報を交換し、コミュニティを形成するための交流
【初心者でも簡単】LINE公式アカウントの使い方完全ガイド | 開設方法・料金プランから主要機能までわかりやすく解説
LINEオープンチャットとは?機能・使い方・作り方まで完全ガイド
🟢LINE公式アカウントの特徴とメリット
LINE公式アカウントは、企業と顧客の「接点」を最大化する設計になっています。
【運営主体】「企業・店舗」による「情報発信」がメイン
LINE公式アカウントは、公式の主体(企業、店舗、ブランド、公的機関など)が、顧客に対して情報を発信することを主な目的としています。
運営には所定の審査が必要となるため、ユーザー側から見ても高い信頼性が担保されているのが特徴です。そのため、セール情報、キャンペーン告知、新商品発表など、信頼性が求められる公式情報の配信に最適です。
【機能】集客・販促に役立つ独自機能
LINE公式アカウントの最大の強みは、集客と販促に直結する豊富な機能群です。単なるメッセージツールではなく、以下の機能のようなCRM(顧客関係管理)やマーケティングオートメーション(MA)に近い役割を果たします。
リッチメニュー: トーク画面の下部に固定表示される、視覚的なメニューボタンによってWebサイト、予約ページ、ECサイトなど、ユーザーを特定の行動へスムーズに誘導できます。
クーポン/ショップカード: アカウント内でクーポン発行やデジタルポイントカード機能を提供でき、来店促進やリピート率の向上に貢献します。
応答メッセージ/AI応答: 営業時間外の問い合わせや、頻繁に寄せられる質問に対して、自動で応答を設定できます。これにより、カスタマーサポートの効率化が図れます。
【関係性】「一対多」の情報発信と「一対一」の個別対応が可能
LINE公式アカウントでは、2つのコミュニケーション形式を使い分けられます。
1.一斉配信(一対多): 友だち登録している全てのユーザー、またはセグメント配信で絞り込んだユーザーに対して、同時にメッセージを送信します。
2.LINEチャット(一対一): ユーザーからの個別の問い合わせや質問に対し、担当者が個別に返信することによって、きめ細やかなパーソナライズされたサポートが実現します。
【運用】実名・審査が必要で、信頼性が高い
LINE公式アカウントを開設するには、企業名や代表者名など実名情報を提供し、審査を受ける必要があります。これにより、アカウントの信頼性や透明性が確保され、なりすましなどのリスクが極めて低くなります。
企業ブランドのイメージを損なうことなく、安心感を持って情報発信できる点が、オープンチャットとの大きな違いです。
審査の詳細についてはこちら:LINE公式アカウントの審査とは?申請手順・審査基準を徹底解説、LINE公式アカウントに落ちた?原因と再申請で認証される方法を解説
🟢オープンチャットの特徴とメリット
【運営主体】誰でも開設可能!「共通の趣味・話題」による「交流」がメイン
オープンチャットは、LINEユーザーであれば誰でも、特別な審査なしに開設・運営が可能で、特定の企業や団体に限定されず、共通の趣味や話題に基づいたコミュニティ形成が主な目的となります。しかし、荒らし対策などのコミュニティ管理は運営者が行う必要があります。
企業の公式発表ではなく、ユーザー間の生の声やリアルタイムな情報交換が主軸となります。
【機能】匿名性(プロフィール名設定)とトークルームごとの権限設定
オープンチャット最大の特長は、匿名性の高さにあります。
匿名参加: 参加者はトークルーム専用のニックネームを設定して参加することができ、本名やLINE IDが外部に漏れる心配がなく、プライバシーを気にせずカジュアルに発言できます。
管理者機能: トークルームの開設者や共同管理者は、大規模なコミュニティでも秩序を保つためにルールに違反したメンバーの強制退会や、不適切なメッセージの削除が可能です。
【関係性】参加者全員の「多対多」の自由な交流が中心
オープンチャットは、参加者全員が自由にメッセージを投稿し、多角的に情報や意見を交換する場です。特定の運営者からの一方的な情報発信だけでなく、参加者同士の活発なコミュニケーションが求められます。
企業がオープンチャットを利用する場合も、公式な情報発信というよりは、ファン同士の交流を促進したり、リアルな顧客の意見をヒアリングしたりなど情報収集としての側面が強くなります。
【運用】LINEアカウントとは別のプロフィール名で参加可能
オープンチャットに参加する際、ユーザーは通常のLINEアカウントで設定している名前やプロフィール画像とは異なるものを設定できます。
この二重のプロフィールの仕組みにより、ユーザーに安心感を与え、コミュニティ内の発言の自由度が大幅に向上します。参加への抵抗が低いため、短期間で多くの参加者を集めやすい点も魅力です。
🟢LINE公式アカウントとオープンチャットの機能・料金・参加方法の比較
ここからは、実務で利用する際に特に重要となる「機能」「匿名性」「費用」の3つの観点から、比較します。
比較1 目的と主な利用シーンの違い
比較軸 | LINE公式アカウント | オープンチャット |
|---|---|---|
主目的 | 顧客ロイヤリティ向上、売上向上 | 共通の話題での交流、意見交換 |
適した利用シーン | 予約受付、ECサイト連携、キャンペーン告知、個別問い合わせ対応、会員証発行 | 趣味の仲間探し、地域の情報交換、オンラインサロン、災害時の安否確認、イベントの交流用サブチャット |
情報の流れ | 一方的(運営者からユーザーへ) | 双方的(ユーザー同士) |
比較2 匿名性とプライバシー保護の違い
比較軸 | LINE公式アカウント | オープンチャット |
|---|---|---|
運営の実名性 | 必要(企業審査あり) | 不要(ニックネーム可) |
参加者の実名性 | 不要(LINE公式アカウント名が表示) | 完全に匿名(LINE公式アカウントとは別にニックネームを設定) |
プライバシー保護 | 高い(運営者が公式情報を提供し、プライバシーポリシーに基づき運用される) | 中程度(ニックネーム参加は安心。しかしトークルーム内の会話は運営者や参加者にみられる) |
比較3 メッセージ配信機能の違い
比較軸 | LINE公式アカウント | オープンチャット |
|---|---|---|
個別メッセージ | 可能(LINEチャット機能) | 不可(DM機能は存在しない) |
配信対象の絞り込み | 可能(セグメント配信) | 不可(全員に配信) |
予約投稿 | 可能 | 不可(手動投稿のみ) |
メッセージ形式 | テキスト、画像、動画、リッチメッセージ、リッチビデオ | テキスト、画像、動画 |
LINE公式アカウント機能一覧【完全ガイド|2025年最新版】
比較4 料金体系と費用の違い
ここではLINE公式アカウントとオープンチャットの料金体系をご紹介します。
オープンチャット:完全無料です。コミュニティ運営のハードルが非常に低いのが利点です。
LINE公式アカウント:基本的には無料プラン(メッセージ配信数に上限あり)があります。しかし友だち数が多くなり、頻繁に情報発信を行うようになると、高度な分析機能やメッセージ配信数の上限が拡大する有料プランへの移行が必要になります。
LINE公式アカウントの料金についてはこちら:LINE公式アカウントの料金費用対効果の最大化
🟢【目的別】結局どっちを選ぶべき?おすすめの利用シーン
ここまでの違いを踏まえ、あなたの目的に応じた最適な選択肢をご紹介します。
LINE公式アカウントがおすすめのケース
「売上や集客といったビジネス成果に直結させたい」ならLINE公式アカウントを選びましょう。
顧客への公式な情報発信をしたいとき
(例)新商品の発表、営業時間の変更、プレスリリース、重要なお知らせ
顧客の来店を促したいとき
(例)リッチメニューでの予約導線確保、クーポン配布、ショップカード(ポイントカード)の運用
顧客からの個別問い合わせに対応したいとき
(例)カスタマーサポート、技術的な質問への回答、個別の見積もり依頼
特定の層にだけ情報を届けたいとき
(例)女性限定のキャンペーン、過去に商品を購入した顧客への限定セール、地域別のお得情報
オープンチャットがおすすめのケース
特に、LINE公式アカウントでは実現が難しい、以下のビジネス的活用を目指す場合に強力な選択肢となります
顧客の生の声(VOC)や潜在的ニーズ匿名環境で収集したいとき
(例)新商品のモニターグループや、特定サービス利用者限定の意見交換会を開き、 今後の商品開発やマーケティング戦略のヒントを得る。
企業ブランドの熱量を高めるための、ユーザー主導の交流の場を提供したいとき
(例)商品・サービスの裏技や使い方などの情報をユーザー同士で共有してもらい、エンゲージメントを高め、離脱を防ぐ
ウェビナーやオフラインイベントの参加者同士が、イベント前後で交流するための臨時的なチャットルームが欲しいとき (例)イベント中の質問をリアルタイムで受け付けたり、登壇資料の感想を共有したりする場を、無料でかつ即座に立ち上げたい場合
🟢LINE公式アカウントのより詳しい機能解説
LINE公式アカウントは、その多機能性から使いこなすことで最大限の効果を発揮します。ここでは、特にビジネス活用で重要な3つの機能について深掘りします。
リッチメニュー・リッチメッセージ機能
リッチメニュー
トークルームの下部に常時表示される画像付きのメニューです。ユーザーにとって次に必要なアクションを視覚的に誘導できます。

リッチメッセージ
画像全体がリンクとなっており、伝えたい情報をビジュアルでインパクト強く伝えられるメッセージ形式で、クリック率の向上を狙います。

クーポン・ショップカード機能
ショップカード
デジタル版のポイントカードで、来店や商品の購入ごとにポイントを付与し、満期になると特典と交換できます。リピーター育成に効果的です。

クーポン
LINEアプリ内で完結するデジタルクーポンを発行できます。利用時にその場で消し込み(使用済み処理)ができ、セグメントに応じた多様なクーポンで再来店を促します。

セグメント配信・ステップ配信機能
セグメント配信
すべての友だちではなく、属性や行動履歴で絞り込んだ特定のユーザー層にのみメッセージを配信する機能です。コスト軽減とメッセージの最適化に直結します。

ステップ配信
友だち追加日や特定の行動(例:商品購入)をトリガーとして、あらかじめ設定したスケジュールで自動的にメッセージを複数回送る機能で、見込み顧客の育成(ナーチャリング)を自動化できます。


🟢オープンチャットのより詳しい機能解説
オープンチャットは、コミュニティ運営をサポートするためのユニークな管理機能を備えています。
ノート・イベント機能
ノート機能
トークルーム内の重要な情報や、ルール、FAQなどを掲示板形式で固定表示できる機能で、新規参加者が過去のトーク履歴を遡ることなく情報を得ることができます。

イベント機能
トークルーム内で日程と内容を参加者に告知し、参加者の出欠を確認することでスムーズなコミュニティ活動を促進します。

共同管理者・強制退会機能
共同管理者機能
開設者だけでなく、信頼できるメンバーを共同管理者として任命し、管理権限を分散することで24時間体制での監視を可能にします。

強制退会・メッセージ削除機能
管理者は、健全な交流環境の維持のためにルールを破ったメンバーを強制的に退会させたり、問題のあるメッセージを削除したりできます。

承認制・参加コード設定機能
コミュニティの質を保つための参加制限機能も充実しています。
承認制
新規参加者がトークルームに参加をリクエストした際、管理者が手動で承認しなければ参加できないように設定できます。(特定の専門知識を持つ人のみを受け入れたい場合に有効)

参加コード設定
特定のメンバーにだけ参加を許可したい場合、トークルームに入るためにパスワードを必須にできます。

🟢【注意点】併用するメリットと使い分けの重要性
LINE公式アカウントとオープンチャットは、競合するツールではなく、互いに補完し合う関係にあります。両者を使い分けることで、情報発信とコミュニティ形成の両面から顧客と深い関係を築くことが可能です。
併用のメリット 情報発信とコミュニティ形成の両立
企業やブランドが両方を活用する最大のメリットは、「公式情報(信頼)」と「顧客の声(共感)」の両方を獲得できる点です。
ツール | 役割 | 顧客が感じるメリット |
|---|---|---|
LINE公式アカウント | 情報発信、販売 | 正確な情報を確実に受け取れる、お得なクーポンがもらえる |
オープンチャット | コミュニティ形成、傾聴 | ユーザー同士で共感し合える、運営にリアルな声を届けられる |
これにより、顧客は企業からの情報を得つつ、ユーザー同士の交流を通じて商品やブランドへの愛着(ロイヤリティ)を高めることができます。
使い分けの具体例 公式アカウントは「公式情報」、オープンチャットは「意見交換」
あるゲーム会社を例にとった具体的な使い分けは以下のようになります。
情報の種類 | 配信・利用ツール | ユーザーの行動 |
|---|---|---|
【公式情報】 | LINE公式アカウント | 新作発表、サーバーメンテナンス情報、公式イベントの告知、個別問い合わせ |
【交流・雑談】 | オープンチャット | 攻略法の共有、プレイ動画の自慢、ユーザーイベントの企画、運営への非公式な要望 |
🟢あなたの目的に合ったツールを選ぼう
LINE公式アカウントとオープンチャットは、どちらもお客様との絆を深めるために必要なツールですが、ビジネスに最大の貢献をもたらすにはそれぞれの役割を明確に分けて考えることが大切です。
LINE公式アカウントは直接的な成果と資産構築のツールです。
LINE公式アカウントにはメッセージ配信やリッチメニューなどの効率的に販促できる機能が備わっています。そのため売上向上や集客などの直接的な成果を追求することができ、これによって中長期的な企業価値の創出を目指すことができます。
オープンチャットは間接的な成果と情報収集のツールです。
オープンチャットは顧客のロイヤリティを深めたり、戦略的に必要な情報を収集することができます。また、無料でお客様のニーズを把握できるマーケティングリサーチの場として活用することで、戦略の間接的なヒントを得ることのできるツールです。
この2つのツールを選ぶ際は、現在、お客様と「どのような関係」を築き「どのような成果」を目指したいかを考えてみましょう。まずは、LINE公式アカウントの無料プランや、オープンチャットの立ち上げから始め、ビジネスゴールに貢献するツールを見極めることが大切です。





