- 🟢 CRMオプションとは
- CRMオプションとLINE公式アカウントとの違い
- CRMオプションとリサーチ機能との違い
- 🟢 CRMオプションを導入する4つのメリット
- ① 顧客情報を一元管理できる
- ② 一人ひとりに合わせた配信ができる
- ③ 配信や顧客対応を自動化できる
- ④ 問い合わせ対応を効率化できる
- 🟢 CRMオプションでできること|5つの機能
- ユーザーリスト|顧客情報を一元管理
- フォーム|顧客理解を深めるアンケート機能
- ユーザーリスト配信|属性・タグでセグメント配信
- オートメーション|条件に応じて配信を自動化
- チャットProオプション|LINEチャット運用を効率化
- 🟢 CRMオプションの料金・費用
- 🟢 CRMオプションの利用条件・注意点
- 友だち数10万人未満であること
- 認証済アカウントであること
- ビジネスマネージャーとの接続が完了していること
- LINEヤフーが定めたルールの範囲内であること
- レストランオプション・Beautyオプション・チャットProオプションとは併用不可
- Web版管理画面(PC)のみ利用可能
- 🟢 CRMオプションを導入すべき企業の特徴
- 🟢 CRMオプションの申し込み方法|3ステップ
- 🟢 LINE拡張ツール「クウゼン(KUZEN)」の紹介
- 🟢 CRMオプションに関するよくある質問(FAQ)
- Q. コミュニケーションプラン(無料)でも利用できますか?
- Q. チャットProオプションを契約中でも利用できますか?
- Q. CRMオプションの初期サポートでは何をしてくれますか?
- Q. CRMオプションの料金の請求・更新について教えてください。
- Q. CRMオプションの解約方法を教えてください。
- 📚 まとめ
2026年6月、LINEヤフーよりLINE公式アカウントの新しい有料オプション「CRMオプション」がリリースされました。これにより、顧客情報をLINE公式アカウント上で一元管理し、属性やアンケート回答に応じたメッセージ配信の自動化が可能になります。
本記事では、CRMオプションでできることから料金、利用条件、申し込み方法、注意点まで網羅的に解説します。CRMオプションの導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
🟢 CRMオプションとは
CRMオプションは、2026年6月23日にLINEヤフーよりリリースされた、LINE公式アカウントの新しい有料オプションです。LINE公式アカウント上で顧客情報を一元管理できるほか、蓄積した情報をもとにメッセージ配信を自動化することも可能です。

画像引用元:LINEヤフー for Business
CRMオプションとLINE公式アカウントとの違い
LINE公式アカウントの標準機能でも、「タグ」を活用した顧客管理や、「リサーチ*」によるアンケートの実施、「絞り込み」や「オーディエンス」を使ったセグメント配信など、一定程度のCRM運用は可能です。
*リサーチ機能は2026年12月2日(水)をもって提供終了
ただし、標準機能だけでは顧客一人ひとりの属性や行動履歴を詳細に把握し、それに基づいた精度の高いセグメント配信を行うには限界があります。標準機能とCRMオプションの相違点は、以下の通りです。

画像引用元:LINEヤフーマーケティングキャンパス
CRMオプションとリサーチ機能との違い
LINE公式アカウントの標準機能には、アンケートを実施できる「リサーチ」機能が用意されています(2026年12月2日に提供終了)。両者の決定的な違いは、取得したデータの活用範囲にあります。
リサーチ機能がアンケートの実施と集計にとどまるのに対し、CRMオプションのフォーム機能では、回答結果を個々の顧客データに紐づけ、その後の配信や顧客対応へ活用することが可能です。
項目 | リサーチ機能 | CRMオプションのフォーム |
|---|---|---|
① 最大設問数 | 10問 | 100問 |
② 回答者ごとの回答内容の確認 | できない | できる |
③ 回答内容を顧客情報として保存 | できない | できる |
④ 回答に応じたタグの自動付与 | できない | できる |
⑤ 回答に応じた顧客情報の更新 | できない | できる |
⑥ 回答の集計・分析 | できる | できる(1日1回更新) |
🟢 CRMオプションを導入する4つのメリット
CRMオプションを導入することで、次の4つのメリットが期待できます。
① 顧客情報を一元管理できる
CRMオプションでは、ユーザー名やチャット履歴、タグ、友だちステータスなどをユーザーごとに紐づけて管理できます。エクセルなどで管理していた外部データもLINE公式アカウントに集約可能です。
② 一人ひとりに合わせた配信ができる
属性やタグ、フォームの回答内容といった実際のデータをもとに配信対象を絞り込めるため、精度の高いセグメント配信が可能です。結果として、開封率や反応率の向上、ブロック率の低下につながります。
③ 配信や顧客対応を自動化できる
誕生日やフォーム回答、タグ付与などをきっかけに、メッセージ配信やタグの更新を自動で実行できます。運用担当者の負担を軽減しながら、適切なタイミングで顧客をフォローできます。
④ 問い合わせ対応を効率化できる
CRMオプションに含まれるチャットProオプションにより、AIによる自動応答やトーク履歴の長期保存が可能になります。問い合わせ件数が多い企業でも、対応漏れを防ぎながら効率的に運用できます。
🟢 CRMオプションでできること|5つの機能
CRMオプションには、顧客情報の収集から管理、配信の自動化まで、一連のCRM運用を支える5つの機能が用意されています。ここでは、各機能の特徴とできることを詳しく解説します。
ユーザーリスト|顧客情報を一元管理
ユーザーリストは、LINE公式アカウントの友だちを一覧で管理し、顧客一人ひとりの情報を確認・整理できる機能です。顧客情報を一元管理することで、パーソナライズされたコミュニケーションに活用できます。

画像引用元:LINEヤフー for Business
「顧客一覧」画面では、友だちの表示名やタグ、友だちステータス、最終アクティビティなどを一覧で確認できるほか、条件を指定した検索・絞り込みや、タグの一括編集なども行えます。

画像引用元:LINEヤフー for Business
顧客名をクリックすると「詳細画面」が開き、氏名や生年月日、メールアドレスといったプロフィール情報に加えて、フォームの回答内容やノートもまとめて確認できます。

画像引用元:LINEヤフー for Business
さらに、顧客統合の機能を備えており、同一人物が重複して登録されている場合はアラートが表示され、1人の顧客情報としてまとめられるため、情報の正確性を保てます。
フォーム|顧客理解を深めるアンケート機能
フォームは、顧客の属性やニーズ、悩みなどを収集できるアンケート機能です。氏名や連絡先といった基本情報はもちろん、来店・利用の目的まで、知りたい内容に応じて自由に質問を設計できます。

画像引用元:LINEヤフー for Business
回答形式は、質問項目を自由に設定できる「自由設定フォーム」のほか、あらかじめテンプレート化された「カウンセリングシート」や「満足度調査(飲食店向け)」から選ぶことも可能です。1つのフォームにつき、最大100問まで設問を設定できます。
項目名 | 説明 |
|---|---|
① 自由設定フォーム | 用途に合わせて設問や入力形式を柔軟にカスタマイズし、幅広いアンケートや情報収集に活用できる汎用フォーム |
② カウンセリングシート | サロンや店舗などの事前ヒアリングに特化し、来店理由や顧客の悩みをスムーズに把握できる設問構成のフォーム |
③ 満足度調査(飲食店向け) | 飲食店向けで、サービス利用後の評価・フィードバックを定量的に収集・分析するための調査用フォーム |
フォームの大きな特長は、回答内容に応じてタグを自動付与・解除したり、顧客情報を更新したりできる点です。たとえば「新商品の案内を希望」と回答した顧客に自動でタグを付与しておけば、後から該当者だけに絞ってメッセージを届けられます。

画像引用元:LINEヤフー for Business
ただアンケートを実施して終わりにせず、得られた情報をその後のメッセージ配信やフォローに活用できる点が、フォーム機能の強みです。なお、回答結果の集計は1日1回の更新となっており、リアルタイムには反映されない点には留意しておきましょう。
ユーザーリスト配信|属性・タグでセグメント配信
ユーザーリスト配信は、ユーザーリストの顧客情報をもとに、条件に合う顧客だけに絞り込んでメッセージを配信できる機能です。性別や年齢、地域などの属性に加え、フォームへの回答などで付与したタグを組み合わせることで、ターゲットの顧客層のみに配信できます。

画像引用元:LINEヤフー for Business
配信できるメッセージの種類も豊富で、テキストメッセージだけでなく、写真・動画・リッチメッセージ・カードタイプメッセージ・クーポン・リッチビデオメッセージ・スタンプなど、さまざまな形式を送れます。

画像引用元:LINEヤフー for Business
一度設定した絞り込み条件はそのまま次回以降の配信にも活用できるため、配信のたびに条件を設定し直す手間もかかりません。ユーザーリスト配信は、関心の低い顧客への配信を避けられるため、反応率の向上とブロックの防止の両方につながります。
オートメーション|条件に応じて配信を自動化
オートメーションは、あらかじめ設定した条件をきっかけに、メッセージ配信やタグの付与・解除を自動で実行できる機能です。送信忘れを防ぎながら、最適なタイミングでの配信を実現できます。

画像引用元:LINEヤフー for Business
実行条件には、フォームへの回答やタグの付与、誕生日などを設定でき、さらに条件を満たした後の実行タイミングも細かく指定できます。※ 来店回数や予約のキャンセル、来店予定日、最終来店日を条件にする場合は、レストランオプションまたはBeautyオプションの契約が必要です。
実行条件 | 内容 |
|---|---|
① 来店 | ユーザーの来店または指定した来店回数以上になったことを条件に実行(レストランオプションまたはBeautyオプション契約時のみ) |
② 予約のキャンセル | ユーザー都合キャンセルまたは無断キャンセルを条件に実行(Beautyオプション契約時のみ) |
③ フォームへの回答 | 指定したフォームが回答されたときに実行 |
④ タグの付与 | 指定したタグが付与されたときに実行 |
⑤ 誕生日 | ユーザーの誕生日を条件に実行 |
⑥ 来店予定日 | ユーザーの来店予定日を条件に実行(Beautyオプション契約時のみ) |
⑦ 最終来店日 | ユーザーの最終来店日を条件に実行(レストランオプションまたはBeautyオプション契約時のみ) |
たとえば、フォームに回答した顧客へお礼のメッセージを自動送信したり、誕生日を迎えた顧客に特典を案内したりといった対応を、手動ではなく自動で仕組み化できます。
チャットProオプション|LINEチャット運用を効率化
CRMオプションには、チャット機能を大幅に拡張する「チャットProオプション」が標準で含まれています。データ保存量の拡大、チャット管理の拡張、顧客対応の効率化を同時に実現できます。

画像引用元:LINEヤフー for Business
トーク履歴を最大5年間保存できるようになり、バックアップとしてダウンロードすることも可能です。また、付与できるタグの上限や保存できるノート数も拡張されるため、より本格的な顧客管理を構築できます。

画像引用元:LINEヤフー for Business
加えて、AIチャットボット(β)は、事前に登録したQ&Aをもとにユーザーの問い合わせへ自動返信するため、従業員の業務負荷を大幅に軽減しながら、24時間いつでも質の高い顧客対応を両立できます。
🟢 CRMオプションの料金・費用
CRMオプションの料金プランは「スタンダードプラン」のみで、月額5,000円(税別)です。このプランには、通常月額3,000円(税別)で提供されているチャットProオプションが含まれています。
プラン | 月額料金(税別) |
|---|---|
CRMオプション スタンダードプラン | 5,000円 |
CRMオプションの設定に不安がある場合は、「初期サポート」*を利用できます。ヒアリングから初期設定までを代行してもらえるサービスで、料金は1回20,000円(税別)です。
なお、これらはCRMオプション単体の費用であり、LINE公式アカウント自体にかかる費用は別途発生します。LINE公式アカウントの料金プランについては、こちらの記事をご確認ください。

画像引用元:「LINEヤフー for Business」より
*初期サポートは単体での購入ができず、CRMオプションと同時に購入する必要があります。
🟢 CRMオプションの利用条件・注意点
CRMオプションを利用するには、いくつかの条件を満たす必要があります。導入を検討する前に、自社のLINE公式アカウントが利用条件を満たしているかを確認しておきましょう。
友だち数10万人未満であること
CRMオプションを申し込めるのは、友だち数が10万人未満のLINE公式アカウントに限られます。友だち数が10万人以上のアカウントは、現時点では対象外となるため注意が必要です。
認証済アカウントであること
CRMオプションを利用するには、認証済LINE公式アカウントである必要があります。認証済アカウントになるには、LINEヤフー社による審査を通過しなければなりません。
ビジネスマネージャーとの接続が完了していること
CRMオプションを利用するには、認証済LINE公式アカウントと、認証済ビジネスマネージャーとの接続が完了している必要があります。接続方法は、こちらの記事をご覧ください。
LINEヤフーが定めたルールの範囲内であること
特別なプランを契約している場合や、対象外と判断される業種カテゴリーのアカウントについては、利用が制限されることがあります。LINE公式アカウントガイドラインをご確認ください。
レストランオプション・Beautyオプション・チャットProオプションとは併用不可
CRMオプションは、レストランオプション・Beautyオプション・チャットProオプションのいずれかをすでに契約している場合、そのままでは申し込めません。契約中の場合は、解約する必要があります。
Web版管理画面(PC)のみ利用可能
CRMオプションの購入・利用は、現時点ではWeb版管理画面(PC)のみに対応しています。スマートフォンアプリからは購入・利用できない点も確認しておきましょう。
🟢 CRMオプションを導入すべき企業の特徴
CRMオプションは、LINE公式アカウントで集めた情報を活用し、一人ひとりに合わせたコミュニケーションを行いたい企業に向いています。
LINE公式アカウント内で管理しているユーザー情報を一元化したい企業
アンケートを通じて顧客の属性やニーズを把握し、施策に活かしたい企業
一斉配信ではなく、ユーザーごとにメッセージを出し分けて配信したい企業
手作業での配信やフォロー対応を自動化し、運用負担を減らしたい企業
LINEを通じたお問い合わせが多く、顧客対応の効率化を図りたい企業
一方で、次のような企業は、CRMオプションだけでは物足りないと感じる可能性があり、導入にあたって検討の余地があります。
LINE公式アカウントを軸に本格的なマーケティング施策を行いたい企業
LINE公式アカウントを集客の中心に据えて運用したい企業
LINEを自社の基幹システムと連携し、CRMの基盤として活用したい企業
LINE運用のプロフェッショナルによるノウハウや支援を受けたい企業
より高度な自動化やAIを活用したLINE公式アカウント運用を目指したい企業
このような企業には、LINE拡張ツールの導入をおすすめします。どのツールを選べばよいかわからない場合は、お気軽にお問い合わせください。

🟢 CRMオプションの申し込み方法|3ステップ
CRMオプションの利用条件を満たしていることを確認できたら、実際に申し込みを行いましょう。申し込みは、以下の手順で完了します。
① LINE Official Account Managerにログインし、画面中央の「顧客管理」ボタンをクリックします。

② 「申込みへ進む」を選択します。

③ 「初期サポートありで申込む」または「初期サポートなしで申込む」のいずれかをクリックします。

申し込みが完了すると、CRMオプションの各機能を利用できるようになります。
※CRMオプションの利用条件を満たしていない場合は、申し込みへ進めず、以下のような画面が表示されます。

🟢 LINE拡張ツール「クウゼン(KUZEN)」の紹介

クウゼン(KUZEN)は、LINEマーケティングの効果を最大限に引き出すLINEマーケティングツールを提供しています。人材、EC、教育、不動産から自治体まで、幅広い分野で700社以上の導入実績を誇ります。
CRMオプションで提供される機能を網羅するだけでなく、より高度な機能を備えています。例えば、既存の基幹システムとのリアルタイムかつ柔軟な連携が可能な点が強みで、Salesforce・kintone・HubSpotなど、幅広いシステムとの連携実績があります。
また、AIチャットボットによる自動応答と有人チャットへのシームレスな切り替えに対応しているほか、LINEだけでなくメール・SMS・アプリプッシュ通知といったマルチチャネルでの顧客対応も可能です。
さらに、ツールの提供にとどまらず、LINE運用のプロフェッショナルによるシナリオ設計からクリエイティブ制作、運用代行までの徹底した伴走支援を受けられる点も、CRMオプションとの大きな違いです。
クウゼン(KUZEN)の活用事例をまとめて読みたい方はこちらから▼

🟢 CRMオプションに関するよくある質問(FAQ)
ここでは、CRMオプションの導入を検討する際によく寄せられる質問にお答えします。
Q. コミュニケーションプラン(無料)でも利用できますか?
はい、利用できます。CRMオプションは、LINE公式アカウントの料金プラン(コミュニケーションプラン・ライトプラン・スタンダードプラン)に関係なく契約できます。
Q. チャットProオプションを契約中でも利用できますか?
チャットProオプションの契約中は、そのままでは申し込めません。CRMオプションへの切り替えには、事前の解約手続きが必要です。解約手続き後も当月末までは「解約予約」として契約が継続するため、購入が可能になるのは解約完了の翌月1日以降です。
なお、解約後にCRMオプションを契約した場合も、チャットタグやノート、ユーザーごとに設定した担当者などの情報はそのまま引き継がれるため、安心して切り替えられます。
Q. CRMオプションの初期サポートでは何をしてくれますか?
初期サポートでは、事前のヒアリングとWeb会議での打ち合わせを経て、フォームの作成、オートメーションの設定、リッチメニュー素材の作成を代行してもらえます。なお、初期サポートは単体では購入できず、CRMオプションと同時に申し込む必要があります。
Q. CRMオプションの料金の請求・更新について教えてください。
請求のタイミングは、初期サポートの有無によって異なります。初期サポートなしで申し込んだ場合は、申込みを行った当月から契約が開始されます。初期サポートありで申し込んだ場合は、利用開始後、契約期間は翌月1日から起算されます。いずれの場合も、解約予約をしていなければ契約は自動更新されます。
Q. CRMオプションの解約方法を教えてください。
CRMオプションの解約は、毎月1日を除く任意のタイミングで「解約予約」という形で行えます。管理画面から「設定」>「利用と請求」>「拡張オプション」>「CRMオプション」を開き、「解約予約」をクリックして、確認画面の内容を確認したうえで確定します。
📚 まとめ
CRMオプションは、LINE公式アカウント上で顧客情報を管理し、属性やフォーム回答に応じた配信ができる月額5,000円(税別)の有料オプションです。シンプルな運用に向く一方、より高度なセグメント配信や外部システム連携を求める場合は、LINE拡張ツールの活用も選択肢となります。自社の運用状況や目的に応じて、導入を検討してみてください。





